top of page

支援プログラム

発達の特性のあるこどもたちが自信を持ち、ひとつでも多くのことができるようになることを目標にしています。運動療育を通じ、こども一人ひとりの個別の目標達成に向けて「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間性・社会性」の5つの領域から総合的にアプローチし、支援します。

ほみぃうさ輪-1.png

【健康・生活】

▷ねらい
・健康状態の維持・改善
・生活のリズムや生活習慣の形成
・基本的生活スキルの種類

 

①健康状態の把握
来所してからの体温測定、体調確認をし心身の把握を行っています。意思表示に苦手さがある児童の特性等に配慮し、異変や小さなサインに気付けるよう観察を行っています。また、保護者、学校、医療機関との情報共有を図っています。
 

②健康の増進
調理活動を通じて、健康な生活の基本となる食を営む力の育成に努めています。楽しく食事が出来るように、咀嚼、嚥下、姿勢保持、自助具等に関する支援を行っています。定期的に生活リズムに関する助言を、子ども達や保護者へ行っています。

③リハビリステーションの実施
身体、・精神・社会的な悩みを相談できる時間や訓練を設け、個々が抱える課題に繋げています。
 

④基本的生活スキルの獲得
来所してからの手洗い、うがい、着衣の脱着、食事の場面での基本的なスキルが身につけられるように日々支援を行っています。
 

⑤構造化等により生活環境を整える
個々の障害の特性に配慮し、絵カードを活動するなどの視覚支援を行っている。また、個々の課題に合わせたグループ分けを行い、整った環境の中で活動を提供しています。

【運動・感覚】

▷ねらい
・姿勢と運動・動作の向上
・姿勢と運動・動作の補助的手段の活用
・保有する感覚の総合的な活用

 

①姿勢と運動・動作の基本的な技能の向上
体育活動(月・水・金)や屋外活動(水遊び・山登りなど)を通して、日常生活に必要となる動作や筋力、または感覚の向上を図っています。
 

②姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用
個々の状態に合わせ、クッションや車椅子などの補助的用具を活用しています。
 

③身体の移動能力の向上
自力での移動能力の向上を図るためのストレッチや、食事に関する手指機能の向上を図っています。
 

④保有する感覚の活用
音楽に合わせて行うリズム運動や、食材に触れる調理活動、生き物や自然に触れる屋外活動を通して個々の感覚を養っています。
 

⑤感覚の補助及び代行手段の活用
個々の特性に合わせて視覚、聴覚等でアプローチを行っています。
 

⑥感覚の特性(感覚の過敏や鈍麻)への対応
本人や保護者のニーズに合わせながら、見守りや調整を行いながら活動を提供しています。

【認知・行動】

▷ねらい
・認知の発達と行動の習得
・空間・時間、数等の概念形成の習得
・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得

 

①感覚や認知の活用
活動の準備の場面において、必要なテーブル数、ひとテーブルに座る人数を口頭で伝えたり、ホワイトボードに記入し視覚的な支援を行っています。個々の特性に応じたサポートも並行して実施しています。
 

②知覚から行動への認知過程発達
集団での活動の中で、順番を待つ、自分の番が来たら行うなど活動や遊びの中で養っています。
 

③認知や行動の手掛かりとなる概念の形成
生活活動を通して、異変(熱い、濡れている、音、時間等)に気付き、自己で対処できるように支援をしています。
 

④数量、大小、色等の習得
色のマッチングや、大小のボール等を使用した活動を提供し楽しみながら、違いを学んでいます。
 

⑤認知の偏りへの対応
対人関係の中で、何気ない言動が誤解や相手を傷つけてしまうケースを想定した演習(SST)を行い、感覚や必要な言葉の放出に繋げられるように支援を行っています。
 

⑥行動障害への予防及び対応
事業所職員は、行動障害における必要な知識を持って日々支援に励んでいます。また、各機関との情報共有を図り、怪我、事故防止に努めています。

【言語・コミュニケーション】

▷ねらい
・認知の発達と行動の習得
・空間・時間、数等の概念形成の習得
・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得

 

①言語の形成と活用
コミュニケーションの基本となる、挨拶、お礼などを大切にし日々の活動の中で自主的に行えるように意識付けを図っています。
 

②受容言語と表出言語の支援
SST(ソーシャルスキルトレーニング)の活動を通して、相手への伝え方を学び、実践することで実際の生活の場面で活かせるよう支援を行っています。
 

③人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得
日々の活動の中で、ペア、グループ活動を定期的に行い場面や状況に応じた言葉の選択が出来るように支援を行っています。
 

④指差し、身振り、サイン等の活用
ジェスチャーゲームやビジョントレーニングを通し、楽しみながら相手の気持ちを伝えられるように支援しています。
 

⑤読み書き能力の向上のための支援
チラシや新聞を活用し、日常生活における必要な言語の習得を図っています。
 

⑥コミュニケーション機器の活用
絵カード、タブレットを個々の状態に合わせて活用しています。
 

⑦手話、点字、音声、文字等のコミュニケーション手段の活用
幅広い人間関係を目指し、手話を学ぶ活動を行ったり、身近にある点字に触れる活動を定期的に実施しています。

【人間関係・社会性】

▷ねらい
・他者との関わり(人間関係)の形成
・自己の理解と行動の調整
・仲間づくりと集団への参加

 

①アタッチメント(愛着行動)の形成
体育活動や調理活動の中でグループやペア活動を行い、他者と関わる機会を多く設けています。
 

②模倣行動の支援
日々の活動の中で、さまざまな年齢の児童や、指導員との関りをお手本とし、模倣することで人間関係を意識した行動が取れるように支援しています。
 

③感覚運動遊びから象徴遊びへの支援
個々の年齢や特性に合わせた基礎作りを行い、実践を交えた活動内容を提供しています。
 

④一人遊びから協同遊びへの支援
基本的に小人数、集団での活動を提供していますが、本人の意志や特性、成長に合わせたプログラムを組んでいます。
 

⑤自己の理解とコントロールのための支援
日々の活動の中で他者との関わりや、SSTを通し自己理解を深め、感情のコントロールの形成を図れる支援を行っています。
 

⑥集団への参加への支援
個々の特性に応じ、マナーやルールの理解を促し社会性を学び、実践できる機会を提供しています。
 

bottom of page